FILE No.004 ・ 同一性と自我哲学的対立:ジョン・ロック vs トマス・ホッブズ / アリストテレス
『テセウスの船』
— すべてが入れ替わった「私」は同じ私か
英雄テセウスの木造船は、腐った木材を1本ずつ新しい木に交換され続け、ついに元の木材が1本も残らなくなった。さらに職人が、捨てられた古い木材をすべて拾い集めて、隣にもう1隻の船を組み立てた。
🕯️ 極限条件: これをあなた自身に置き換えよう。あなたの脳細胞も記憶も、ナノマシンで1つずつ人工素子に置き換えられ、同時に古い細胞からもう1人のあなたが再生された。本当の「あなた」はどちらか?
対立する2つの立場と「判断保留(エポケー)」
選択肢 A 【ジョン・ロック】世論支持 54%
新しい部品で動き続けている方が「本当の私」だ
私を私たらしめるのは物質ではなく、途切れることなく受け継がれてきた意識の働きと機能である。
「「意識が過去の行為や思考へと遡って届く限りにおいて、それは同じ人格なのである」」 —— ジョン・ロック(17世紀イギリス)
選択肢 B 【トマス・ホッブズ / アリストテレス】世論支持 23%
元の細胞(部品)を集めて復元された方が「本当の私」だ
歴史を刻んだ固有の肉体・物質そのものに宿る起源こそが本物であり、置換されたものは精巧な別物である。
「「もし古い板をすべて保管し、同じ順序で組み立て直したなら、2つの同じ船が存在することになるではないか」」 —— トマス・ホッブズ / アリストテレス(古代ギリシア・17世紀イギリス)
【判断保留(エポケー) / 世論 23%】: 仏教の「諸行無常・無我」やデレク・パーフィットの還元主義に通じる、固定的な自我概念の解体。
この思考実験を含む人間性鑑定で、あなたの深層価値観と矛盾を暴きませんか?
登録不要・無料から体験可能。5問(約1分)/10問(約2分)/全15問(約3分)コースから選べます。